11/09/2014
リノベーションのアイデア #7
【時代を読む!都心回帰の流れ】
オフィスビルが空室だらけでした。
このビルの相談を受けたのは2004年のことでした。当時、都心は空室率問題にあえいでいたのですが、このオフィスビルは25~27m2に小割りになっていたので、個人でも借りられそうな値段設定が可能だと判断し、オーナーさんにはSOHOとしてご提案し、うち2室は水回りをつけて24時間仕事のことを考えるひとに向けてリノベーションすることを提案しました。
オーナーさんは、資金を投下することを悩んでいました。これまで空きがちだった物件にこれ以上資金を投下したところで、収益が生まれなければ意味がありません。しかし、都心回帰のながれをご説明し、ご決断いただいたことでこの物件は生まれました。ぼろぼろだった物件は、設計の立場からの一押しがあって生まれ変わったのです。
いま考えると、都心回帰の流れは確実にあのころはじまっていました。ドーナツ化現象がバブル崩壊とともに逆回転しはじめたのです。リノベーションは、時代を読むことが求められます。都心回帰という流れを読みきったこの物件は、その後空室にこまったことはありません。
オフィスビルリノベーション物件。NHKに出演したイワモトを覚えてくださったオーナーさまからのご連絡ではじまったプロジェクト。当初空室に困っていらっしゃったが、修繕+αでビルにあたらしいテナントを開拓し、世代交代、インキュベーション、設計→工事→テナント募集まで一貫してたずさわることができた。クリエーター誘致というテーマは、小伝馬町界隈で、CET(セントラルイースト東京)というイベントに岩本が参加していた事でより強固なものとなった。