(有)樋口板金

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こんにちは、樋口板金の樋口です。「北海道の屋根はなんで平らなの?」とよく聞かれます。フラットルーフのそもそもの狙いは、屋根に雪を載せておいて風で飛ばすことでした。平らなら風が抜ける、という考えです。ところが風は雪を飛ばさず、風下側に大きな雪...
02/08/2026

こんにちは、樋口板金の樋口です。
「北海道の屋根はなんで平らなの?」とよく聞かれます。
フラットルーフのそもそもの狙いは、屋根に雪を載せておいて風で飛ばすことでした。平らなら風が抜ける、という考えです。
ところが風は雪を飛ばさず、風下側に大きな雪庇を作りました。
そしてもっと深い問題が、屋根の真ん中にありました。壁のあるところは柱が多くて強いのですが、屋根の真ん中は梁も垂木も強度が足りない。そこへ北海道の雪が載るとたわみます。
1/100しか勾配がない屋根です。少したわんだだけで水が流れなくなり、真ん中に大きな水たまりができる。その水位がハゼより高くなると、ハゼが水没します。
ハゼの水没は、板金の特性上、雨漏りの一番の温床です。
さらに水にほこりが乗って泥だまりになると、下の板金が錆びます。10年も経たないうちに穴が開いていた屋根も、実際に見ています。
今回は屋根の歴史シリーズ11本目として、フラットルーフがなぜ主流になれなかったのかを正直に書きました。最新Noteはプロフィールのウェブサイトリンク(リットリンク)から読めます。
白石区・札幌近郊の方は、秋の屋根展にもぜひお越しください。
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こんにちは、樋口板金の樋口です。北海道の屋根の歴史シリーズ、今回は「三角屋根のまま雪をどうにかしたい」という話です。意外かもしれませんが、屋根が縦葺きから横葺きになったのは、もともと“雪を落としやすくする”ためでした。ところが今度は落ちすぎ...
25/07/2026

こんにちは、樋口板金の樋口です。

北海道の屋根の歴史シリーズ、今回は「三角屋根のまま雪をどうにかしたい」という話です。

意外かもしれませんが、屋根が縦葺きから横葺きになったのは、もともと“雪を落としやすくする”ためでした。ところが今度は落ちすぎて困り、三角屋根の形を残したまま雪を止める「スノーストッパールーフ」「スティールーフ」が生まれます。

このストッパー、実はもともと帯広で始まった工法なんです。帯広や北見は寒すぎて氷が溶けないので、軒先の氷をあまり想定していません。ところが札幌は雪が多く、凍る・溶けるを繰り返す“凍結融解”で軒先に氷がたまり、ハゼが倒れたり、切ったところからすが漏れしたり。だから当社は、軒先の下2〜3段をあえて雪が落ちる普通の横葺きにして施工しています。

そして10年ほど前には、雨漏りが多すぎて「マニュアル通りに施工しないと保証しない」という確約書に、屋根屋全員が判子を押させられた時代もありました(北海道住宅新聞にも記録が残っています)。

今は石付き瓦やアスファルトシングル、雪止めネットなど選択肢も豊富です。でも一番大事なのは屋根材の名前ではなく、土地に合わせた軒先の工夫と、断熱・下地の雨仕舞いです。

最新のNoteは、プロフィールのウェブサイトリンク(リットリンク)からどうぞ。白石区・札幌近郊の方は、ぜひ秋の屋根展へ。

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「材料が値上がりするので、今のうちに契約を」──最近こう言われた方はいませんか。まず正直に申し上げます。材料が上がっているのは本当です。屋根の下に敷く防水シート(ルーフィング)は5月から40〜50%の値上げで、一時期は入手困難にもなりました...
24/07/2026

「材料が値上がりするので、今のうちに契約を」──最近こう言われた方はいませんか。

まず正直に申し上げます。材料が上がっているのは本当です。屋根の下に敷く防水シート(ルーフィング)は5月から40〜50%の値上げで、一時期は入手困難にもなりました。防水テープやシーリングも3割前後上がっています。原因をたどるとホルムズ海峡の情勢にまで行き着きます。日本は原油の約8割をあそこから運んでいますから。

お菓子の袋の印刷が急に簡素になった、というニュースをご覧になった方もいると思います。あれと屋根の値上げは、まったく同じ原因です。

ただ、そこから先が問題です。「上がっている」という事実と、「だから今日サインを」という話は別のものです。

そして私がお伝えしたいのは、いつかは必ず下がるということです。だから大きな改修は、情勢が落ち着いて材料が安定してから進めるのが得策だと思っています。今は、直せるところをできるだけ補修で。もちろん雨漏りがひどければ葺き替えるしかありませんが、それは「値上げが理由」ではなく「屋根の状態が理由」です。

「来年には倍になる」は身も蓋もない嘘だと思っています。仮に2倍になっても、雨漏りを止められるかどうかは値段ではなく技術で決まります。

業者選びで見るべき5つをNoteに書きました。うちではドローンで点検しますが、まずお客様と一緒に画面を見て確認してから、許可をいただいて屋根に登ります。この順番が大事だと思っています。相見積もりもどんどん取ってください。うちだけに頼む必要はまったくありません。

契約してしまっても8日以内ならクーリング・オフできます。書き方が分からなければお教えしますし、屋根展でも展示してご説明しています。

慌てないでください。今日の明日で雨漏りしても、どうにかなります。プロフィールのリンクからNoteへどうぞ。

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こんにちは、樋口板金の樋口です。「屋根を直したのに、まだ漏るんです」──この電話を何度も受けてきました。前の業者さんが騙したのかというと、たいていはそうではありません。原因究明がおろそかなまま工事に入ってしまった、それだけのことです。でもお...
23/07/2026

こんにちは、樋口板金の樋口です。

「屋根を直したのに、まだ漏るんです」──この電話を何度も受けてきました。

前の業者さんが騙したのかというと、たいていはそうではありません。原因究明がおろそかなまま工事に入ってしまった、それだけのことです。でもお客様にとっては同じくらい困ります。だから「きちんと診断しないまま工事をすると、こうなる」ということは知っておいていただきたいんです。

ひとつ、大きな誤解を解かせてください。コーキングが切れただけでは、雨漏りはしません。もし切れただけで漏るなら、その家は普通の雨でも水が入っているはずです。

今の住宅は外壁の下に透湿防水シートが張られ、窓まわりには防水テープが施してあります。本当の防水は「中」にあるんです。だから漏るということは、中身に問題があるということ。一番多いのは防水テープの貼り方です。上の階の窓から入った水が柱を伝って下りてきて、下の階の窓から出てくる──このパターンが本当に多いです。

もうひとつ。コーキングを傷める一番の犯人は、凍結融解ではなく紫外線です。紫外線で表面がボロボロになり、そこに入った水が冬に凍って押し広げる。この順番です。

ご自宅で確認できるサインもあります。雨が上がって何日も経つのに、基礎の一部分だけがずっと濡れている。これは壁の内部まで水が入っている可能性が高いです。

そして写真のお願い。シミのアップだけでなく、まず建物全体から撮ってください。全体→部屋→周り→アップ、と何枚か。動画もとても有効です。位置関係が全部つながって見えます。

雨漏りは屋根屋に見せてください。外壁屋さんは屋根から下りてきた水の道が見えないことが多いんです。

プロフィールのリンクからNoteへどうぞ。白石区・札幌近郊の方は、ぜひ秋の屋根展へ。

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こんにちは、樋口板金の樋口です。北海道の屋根の歴史、第9回は「スノーダクトはどう標準になったか」です。札幌でよく見る平らな屋根の多くはM型スノーダクト。屋根の真ん中を谷にして雪解け水を集め、暖かい室内側を通る配管で流すので、外の軒先で流す屋...
18/07/2026

こんにちは、樋口板金の樋口です。
北海道の屋根の歴史、第9回は「スノーダクトはどう標準になったか」です。
札幌でよく見る平らな屋根の多くはM型スノーダクト。屋根の真ん中を谷にして雪解け水を集め、暖かい室内側を通る配管で流すので、外の軒先で流す屋根より凍りにくいのが強みです。
考え方の原型は1961年ごろ、建築家・前田敏男と、のちの「木の城たいせつ」創業者・山口昭の挑戦から。1970〜90年代に一気に広まり、2004年に国が平らな屋根を制限しつつM型を北海道の特例として認めたことで、地位が不動になりました。
長く屋根を見ていて面白いのは、昔の家は真冬でも上から見ると雪が溶けていたのに、今の高断熱の家は雪が溶けずに大量に積もること。家が快適になったぶん、屋根の上には新しい宿題(雪庇など)も生まれています。この続きはNoteに書きました。
記事はプロフィールのリンク(リットリンク)からご覧いただけます。
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こんにちは、樋口板金の樋口です。「屋根の歴史」シリーズ、今回は無落雪屋根の最初のかたちについて書きました。屋根の真ん中に人が一人入るほどの大穴を開ける「逆屋根・ロート型」から、塩ビパイプで水を流すM型スノーダクトへ。その間には、パラペットの...
11/07/2026

こんにちは、樋口板金の樋口です。

「屋根の歴史」シリーズ、今回は無落雪屋根の最初のかたちについて書きました。

屋根の真ん中に人が一人入るほどの大穴を開ける「逆屋根・ロート型」から、塩ビパイプで水を流すM型スノーダクトへ。その間には、パラペットの装飾文化、すがもりと換気の戦い、そして基礎の型枠材を屋根に転用してしまっていたコンパネ問題まで、いろいろな試行錯誤がありました。

プロフィールのウェブサイトリンク(リットリンク)から最新Noteをぜひ読んでみてください。白石区・札幌近郊の方は、秋の屋根展にもぜひ遊びに来てください。

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こんにちは、樋口板金の樋口です。今日は、雨漏りで困っている方にぜひ知っておいてほしいことを書きます。「雨漏りを直したくて頼んだのに、なかなか直らない」──そんなご相談が後を絶ちません。伺っていて共通しているのは、“どこから・なぜ漏れているの...
06/07/2026

こんにちは、樋口板金の樋口です。

今日は、雨漏りで困っている方にぜひ知っておいてほしいことを書きます。

「雨漏りを直したくて頼んだのに、なかなか直らない」──そんなご相談が後を絶ちません。伺っていて共通しているのは、“どこから・なぜ漏れているのか”がはっきりしないまま工事が進んでいた、ということです。原因があいまいなままだと、直したつもりでもまた繰り返してしまうんですね。

お客様が本当に望んでいるのは「雨漏りが止まること」です。屋根なのか壁なのか、場所がどこであれ、漏れているところを見つけて直してほしい。ただそれだけのシンプルな願いだと思います。

だから私は、まず原因を突き止めることを何より大切にしています。13年分の現場データと36年の経験をもとに、原因を見きわめてから、必要なところを直す。この積み重ねが、施工物件での雨漏りゼロにつながってきました。

さらに当社は自社に「実験棟」を持っています。使用する屋根材はもちろん、付属品や副資材の一つひとつに至るまで、北海道の厳しい環境で本当にもつのかを実験で確かめ、実証してからお客様の屋根にお届けしています。使う材料そのものを信頼できること。ここまで確かめているからこそ、自信を持って施工できるのです。

札幌の屋根は本州とまったく違います。年間降雪503cm、最低気温−13℃。晴れているのに天井から水が落ちる「すが漏り」など、北海道特有の問題があります。だからこそ、原因をきちんと見きわめることが大切なんです。

工事の前に、一度だけ立ち止まってみてください。その業者さんは、雨漏りの“原因”を納得できるまで説明してくれましたか。今回、屋根屋さんを選ぶ前に確認してほしい3つのポイントをNoteにまとめました。「他社でこう言われたけど本当?」という相談も大歓迎です。無理に工事はすすめません。白石区・札幌近郊の方、秋の屋根展もぜひご来場ください。

詳しくはプロフィールのウェブサイトリンク(リットリンク)から最新Noteへどうぞ。

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こんにちは、樋口板金の樋口です。屋根の歴史シリーズの続きです。今日は1970年代、北海道の屋根が“個性”を持った時代の話。長尺カラー鉄板の普及で複雑な「変形屋根」が街を彩りました。でも当時は断熱も換気もまだ未熟。軒先側の「壁」になった板金の...
04/07/2026

こんにちは、樋口板金の樋口です。

屋根の歴史シリーズの続きです。今日は1970年代、北海道の屋根が“個性”を持った時代の話。

長尺カラー鉄板の普及で複雑な「変形屋根」が街を彩りました。でも当時は断熱も換気もまだ未熟。軒先側の「壁」になった板金の下の石膏ボードが、すが漏れで溶けてドロドロに崩れ、板金がブカブカに浮いた家を本当によく見ます。しかも直されないまま今も建っている。先日見た現場も、緩い勾配から滑った雪で袖壁が壊れ、軒先が折れていました。

見た目の個性が不具合も生んだ時代。だからこの形は消え、無落雪屋根へ向かいます。歴史を知ると、目の前の屋根の“なぜ”が見えてきます。

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こんにちは、樋口板金の樋口です。屋根の歴史シリーズの続きです。今日は屋根屋がいちばん気にする「継ぎ目」の物語。昔の鉄板は6尺ほどと短く継ぎ目だらけ。そこが毛細管現象で雨漏りし、北海道では「すが漏れ」の弱点になりました。そこで三晃金属の高橋正...
27/06/2026

こんにちは、樋口板金の樋口です。

屋根の歴史シリーズの続きです。今日は屋根屋がいちばん気にする「継ぎ目」の物語。

昔の鉄板は6尺ほどと短く継ぎ目だらけ。そこが毛細管現象で雨漏りし、北海道では「すが漏れ」の弱点になりました。そこで三晃金属の高橋正雄が、八幡製鐵のコイル材に着目し、成型機を現場に持ち込んで「継ぎ目のない長尺屋根」を実現します。1955年の心木なし瓦棒(三晃式)は、木が腐って屋根が飛ぶ事故をなくした大発明でした。

実は北海道では瓦棒はあまり流行らず、私が手がけた瓦棒も体育館や切妻屋根で、しかも木なし=通し吊子・部分吊子が中心です。

そして面白いのが、同じ関東大震災から、街には「看板建築」、屋根には「長尺金属」が生まれたこと。どちらも「金属で火から守る」兄弟です。

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こんにちは、樋口板金の樋口です。「屋根の上から新しい板金をかぶせれば雨漏りも止まる」そう言われて工事したのに、止まらない──。つい最近工事したばかりの“新しい屋根”で、こういうご相談がとても多いんです。雨漏りには必ず原因があります。継ぎ目、...
24/06/2026

こんにちは、樋口板金の樋口です。

「屋根の上から新しい板金をかぶせれば雨漏りも止まる」
そう言われて工事したのに、止まらない──。
つい最近工事したばかりの“新しい屋根”で、こういうご相談がとても多いんです。

雨漏りには必ず原因があります。継ぎ目、壁との取り合い、コーキングの劣化……。
原因を確かめないまま上からフタをすると、水の入り口はそのまま、出口だけ見えなくなる。数年後にまた別の場所から出てきます。

しかも直すときは、新しい板金も古い板金も全部はがしてやり直し。お客様が二重の負担を背負ってしまうんです。

だから当社は、まずめくって原因を確かめる。手間はかかりますが、おかげさまで雨漏りゼロ35年を続けてこられました。

リフォームをすすめられたら「今どこから水が入ってますか?」と聞いてみてください。

最新のNoteはプロフィールのウェブサイトリンク(リットリンク)からどうぞ。白石区・札幌近郊の方は、ぜひ秋の屋根展へ。

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住所

白石区北郷3条14丁目3番1号
Sapporo-shi, Hokkaido
003-0833

営業時間

月曜日 09:00 - 17:00
火曜日 09:00 - 17:00
水曜日 09:00 - 17:00
木曜日 09:00 - 17:00
金曜日 09:00 - 17:00
土曜日 09:00 - 17:00

電話番号

+81118712056

アラート

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