02/08/2026
こんにちは、樋口板金の樋口です。
「北海道の屋根はなんで平らなの?」とよく聞かれます。
フラットルーフのそもそもの狙いは、屋根に雪を載せておいて風で飛ばすことでした。平らなら風が抜ける、という考えです。
ところが風は雪を飛ばさず、風下側に大きな雪庇を作りました。
そしてもっと深い問題が、屋根の真ん中にありました。壁のあるところは柱が多くて強いのですが、屋根の真ん中は梁も垂木も強度が足りない。そこへ北海道の雪が載るとたわみます。
1/100しか勾配がない屋根です。少したわんだだけで水が流れなくなり、真ん中に大きな水たまりができる。その水位がハゼより高くなると、ハゼが水没します。
ハゼの水没は、板金の特性上、雨漏りの一番の温床です。
さらに水にほこりが乗って泥だまりになると、下の板金が錆びます。10年も経たないうちに穴が開いていた屋根も、実際に見ています。
今回は屋根の歴史シリーズ11本目として、フラットルーフがなぜ主流になれなかったのかを正直に書きました。最新Noteはプロフィールのウェブサイトリンク(リットリンク)から読めます。
白石区・札幌近郊の方は、秋の屋根展にもぜひお越しください。
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