07/02/2026
吹き抜けの壁に、一枚のスカーフを“住まいの象徴”として迎えたい——。
やり取りの中から、そんな想いが静かに伝わってきました。
お預かりしたのは、エルメス「カレ90」《アカデミア・イピカ》。
絵画のような物語性を持つ一枚だからこそ、「収める」ではなくどう映えるかを丁寧に設計しました。
お客様が選ばれた端正なフレームに、アンティークゴールドの細い装飾ライン。
マットはホワイト系で静かにまとめつつ、内側に‘‘あの黄色”をひとすじ。
スカーフ外周の裂地の黄色を、できるだけ美しく見せたい——そのご希望を、幅や位置の調整でそっと形にしました。
さらに今回は、仕上がりを優先して裏打ちをあえて行わない判断に。
布の“よれ”や線の見え方は、ほんのわずかなテンションで印象が変わります。
解いて、引いて、整えて…遠回りでも、最後は“手”で決めました。
短納期という条件の中で、吹き抜けという“舞台”へ。
設置後のお写真では、光と建築にやさしく包まれ、作品が空間の一部として息づいていました。
「飾って、完成する」額装。今回それを改めて感じています。
「家の特別な場所に飾りたい」「布作品をきれいに見せたい」など、どうぞお気軽にご相談ください。
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