I.W.A 石津渡邉建築設計事務所

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金庵に、辻村史朗さんの肩張りの壺が置かれました。花を生けてくださったのは、大黒晃彦さん。傾きながらも揺るぎなく佇む壺から、一輪の蓮が天を目指して伸びている。静と動、普遍と移ろい。相反するものがひとつの姿のなかに重なり、思わず目を奪われます。...
18/07/2026

金庵に、辻村史朗さんの肩張りの壺が置かれました。

花を生けてくださったのは、大黒晃彦さん。


傾きながらも揺るぎなく佇む壺から、一輪の蓮が天を目指して伸びている。
静と動、普遍と移ろい。
相反するものがひとつの姿のなかに重なり、思わず目を奪われます。

辻村さんの作品との最初の出会いは、
私たちの師が設計した「丹」 で使われていたワインカップでした。
丹

一見、野性味あふれる形、表情でありながら、手に取ると不思議な温かさがある。
土そのものに触れているような感覚に、幼い頃の記憶を呼び起こされるような、懐かしさを覚えました。

それ以来、少しずつですが、自宅にも辻村さんの器を集めています。

最近では、ギャラリー昂さんで、ウイスキーを飲むための小さな粉引のカップを購入しました。
永松 仁美
そのカップで一杯飲むことが、今では夜の小さな楽しみになっています。

さまざまなご縁がつながり、自分が設計した空間が辻村さんの作品で設えられていることを、設計者としてとても嬉しく感じています。

そして先日、さらに嬉しいご縁が重なり、辻村さんご本人が金庵を訪れてくださいました。

金庵を計画していた頃、オーナーと
「いつか史朗さんが来てくれたらいいね」
と話していたことが、まさか現実になるとは。

夢のような時間でした。

多くを語られるわけではありませんでしたが、短い言葉の端々から、ものをつくることへの姿勢が伝わってきました。

あらためて背筋が伸びるような、忘れられない時間となりました。

写真
1〜4 金庵 肩はり壺
5〜6 自宅愛用のウイスキーカップ
7 丹さんにて史朗さん 作画中
8 金庵にて辻村さんとI.W.A 記念撮影


#辻村史朗
#器

漂いの宿 霞燦 Kasan宿 霞燦-kasan- @霧島神宮駅前I.W.A光をやわらかく受け止める障子。木の温もりを感じる天井や家具。静かに流れる時間を受け止めるための客室です。2階南側の2室は、木造ならではの小屋空間を活かし、畳のロフトを...
05/07/2026

漂いの宿 霞燦 Kasan
宿 霞燦-kasan- @霧島神宮駅前
I.W.A

光をやわらかく受け止める障子。
木の温もりを感じる天井や家具。
静かに流れる時間を受け止めるための客室です。

2階南側の2室は、木造ならではの小屋空間を活かし、畳のロフトを設けました。伸びやかな天井の下で過ごす時間と、包み込まれるような低い天井の空間。高さの異なる居場所が、一つの客室の中に穏やかな変化を生み出しています。

一方、北側の客室は、全体を抑えたプロポーションとし、設えや素材も落ち着いた色合いで統一しました。静かに過ごす時間に寄り添う、穏やかな空間です。

華やかさを求めるのではなく、素材、光、そして空間のプロポーションを丁寧に整えることで、長く心地よく過ごせる場所を目指しました。

旅は、どこへ行くかだけではなく、どんな空間で過ごすかによって、その記憶も少しずつ形づくられていく。
ここで過ごす何気ない時間が、いつか思い返したくなる旅の記憶になれば嬉しいです。

I.W.A

Kasan – A Drifting Retreat
Soft daylight filtered through shoji screens.
The warmth of timber in the ceilings and furnishings.
Guest rooms designed to embrace the quiet passage of time.
The two south-facing rooms make use of the roof volume unique to timber construction, incorporating lofts finished with tatami. Beneath soaring ceilings and within the intimacy of lower spaces, the changing heights create a gentle rhythm, offering different ways to inhabit a single room.
In contrast, the north-facing room is composed with lower proportions throughout. Its muted palette and carefully selected materials create a calm, understated atmosphere for quiet moments.
Rather than pursuing extravagance, we carefully considered materials, light, and proportion to create spaces where guests can feel comfortable for hours without noticing time passing.
A journey is shaped not only by where we go, but also by the spaces in which we spend our time.
We hope that the ordinary moments spent here will one day become the memories of a journey worth returning to.

I.W.A




#宿
#鹿児島

漂いの宿 霞燦Kasan旅先では、何もしない時間がいちばん贅沢なのかもしれません。庭を眺める。 火を見つめる。 木の香りを感じる。時間の流れをゆっくりと受け止められる空間を目指しました。photo 小川重雄 I.W.AI.W.A 石津渡邉建...
27/06/2026

漂いの宿 霞燦Kasan

旅先では、何もしない時間がいちばん贅沢なのかもしれません。
庭を眺める。 火を見つめる。 木の香りを感じる。
時間の流れをゆっくりと受け止められる空間を目指しました。

photo 小川重雄 I.W.A

I.W.A 石津渡邉建築設計事務所
I.W.A

#宿
#暖炉のある宿
#庭のある宿

横内事務所時代に設計監理を担当した「萌蘖(ほうげつ)」へ伺いました。鹿児島市に建つこの建物は、鹿児島に古くから伝わる「二つ家造り」を参考に、二つの棟で構成されています。現在は当初の用途から姿を変え、ゲストハウス棟とレストラン棟として、訪れる...
31/05/2026

横内事務所時代に設計監理を担当した
「萌蘖(ほうげつ)」へ伺いました。

鹿児島市に建つこの建物は、
鹿児島に古くから伝わる「二つ家造り」を参考に、
二つの棟で構成されています。

現在は当初の用途から姿を変え、
ゲストハウス棟とレストラン棟として、
訪れる方々が空間を体感できる場所になっています。

竣工からもう7年近く。

建物には、時間を重ねたからこその味わいが増していました。
もともとこの場所にあった庭木と、
新しく植えた木々も自然に馴染み、
建物とともに静かに育っているように感じます。

用途が変わり、少しずつ手が加えられてきても、
建築の骨格や構成が明快であるため、
空間の質には揺らぎを感じません。

むしろ、その時々の使われ方を受け止めながら、
この場所らしさを深めているように思いました。

オーナーがこの場所をより良いかたちで残し、
運用していくために重ねてこられた試行錯誤。
そして、日々丁寧に手入れをしてくださっている方々の存在。

その積み重ねの先に、
今の萌蘖の姿があるのだと感じました。

海外から訪れる方にとっては、鹿児島の文化を感じる場所として。
地元の方々にとっては、大切なお祝いごとを行う、めでたい場所として。

この建物が今も大切に使われ、育まれていることを実感し、
深い感謝の気持ちと、静かな多幸感に包まれました。

お料理も大変美味しく、
久しぶりに萌蘖での時間をゆっくりと過ごすことができました。

現場監理をしていた頃の日々を思い出しながら、
とても楽しい食事のひとときとなりました。

宿泊


レストラン(WASABI)misako

設計 横内敏人建築設計事務所


施工 VEGAHOUSE


#萌蘖


金庵(かねあん)が完成しました。建主が長年にわたり収集してきた器を展示し、愉しむためのプライベートギャラリーサロンです。既存構造の制約により十分な天井高を確保することが難しい条件でしたが、鴨居や小間の天井高さなど各部のプロポーションを丁寧に...
27/02/2026

金庵(かねあん)が完成しました。
建主が長年にわたり収集してきた器を展示し、愉しむためのプライベートギャラリーサロンです。
既存構造の制約により十分な天井高を確保することが難しい条件でしたが、鴨居や小間の天井高さなど各部のプロポーションを丁寧に整え、重心の低い、落ち着きある空間となるよう設計しました。
床には美濃焼のタイルを採用し、天井は檜の小幅板張りとすることで、程よい緊張感を保ちながらも柔らかな印象をもたらしています。
三畳小間の和室は葦天井とし、掛込天井には北山杉磨小丸太の垂木を表しとしています。
そして障子は、畳の上に並べた器を歩道からも楽しむことができるように摺り上げ障子としています。

建主のコレクションに見合うように、家具や照明やラグに至るまで、吟味して選定させていただきました。

これからこの場所でどのような出会いや出来事がおこっていくのか、楽しみです。
また細かな説明は、徐々に更新していこうと思います。

施工
竹内工務店

石
いば造園

床の間 和紙壁
ハタノワタル


ダイニングチェア、サイドテーブル
中村達薫


ショーケース、鏡
ieistudio

お手洗い照明ガラス
鈴木玄太

コロニアルチェア、コーヒーテーブル
興石


ラグ、照明
ARIA


花
大黒晃彦


花器
ラウンジ床の間-辻村塊
和室床の間-辻村唯

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